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RIKA
Webデザイナー
未経験からWebデザイナーになったリアル体験記をまとめたブログです。25歳でデザインと出会い学習をスタート。2021年から「Aoi Design」の名で個人で活動をしています。ブログとNetflix、読書、さんぽが好きです。

修正依頼が怖い・辛いデザイナーさんへ。私がメンタルを保つために実践していること

こんにちは!Webデザイナーの@AoiDesignです。

デザイナーの皆様、こんなお悩みはありませんか?

デザイナー

デザインの修正依頼が来るのが怖い…
自分を否定された気がして落ち込む
修正作業が辛くてデザインが嫌いになりそう

私も以前は、毎回のクライアントワークでこのような悩みを抱えていました。

というか、なんならデザイン歴5年以上経った今でも同じ気持ちになることがあります。

相手は私を否定したくて言っているわけではないのに、こちらが勝手にネガティブにとらえてしまうんですよね。

この「修正依頼問題」は、特に駆け出しデザイナーを悩ませるテーマの一つだと思います。

でも、こういう問題に対しての向き合い方を教えてくれるスクールって、なかなかありません。

そこで今回は、未経験からWebデザイナーになり、個人で仕事をしてきた私が、どのようにこの課題と向き合いメンタルを保ってきたのか、お話ししたいと思います!

同じ悩みを抱える方のお役に立てれば嬉しいです。

目次

修正依頼のメールが来ると、気になるけどなかなか開けない私

RIKA

初心者時代の私は、デザインの初稿をクライアントへ提出し、その返事のメールが届くと、毎回胃が痛くなっていました。

どんなフィードバックが来るのか気になり、早く確かめたい気持ちと、「もしネガティブな評価だったらどうしよう…」という怖さが同時に押し寄せてきて、なかなか開けないんですよね‥

そして、勇気を出してメールをチェックする。好評価だとホッとする一方、修正依頼が多いと一気に落ち込んでいました。

例えば、

クライアント

・人物写真をもう少し若い人にしたい
・ここの文字をもう少しポップな感じに

このような、ただのデザインに対するフィードバックなのに、

  • 自分のセンスを否定された気がする。
  • デザイン力がないと思われたかもしれない。

そんなふうに考えてしまうんです。

時には、「なんでこんなに修正依頼を送ってくるんだよ!」と、勝手にイライラしてしまうことも(最悪です…)

私がネガティブ思考なのもありますが、ネットで調べてみると、同じような悩みを抱えているデザイナーさんは多いようです。

そこでまずは、「なぜ修正依頼が怖いと感じてしまうのか?」理由を考えてみたいと思います。

修正依頼が怖くなる3つの理由

  • 自分が否定されたように感じてしまう
  • “理不尽”な修正依頼をする相手に対するイライラ
  • スケジュール調整や評価への焦り

理由①自分が否定されたように感じてしまう

一つ目の理由は、修正依頼が来ると「自分が否定されたような気持ち」になりやすいから。

多くのデザイナーにとって、時間と思いを込めて作った制作物は“自分の一部”のようなもの。

なので、そのデザインに対して言われた言葉を、自分自身への指摘だと受け取ってしまうわけです。

クライアントはただ「写真の印象を変えたい」だけなのに、

デザイナー

・私のセンスが悪いってこと?
・私のデザインスキルが低いってこと?

こう人格否定のように感じてしまうんですよね。

正直、こう反応してしまうのは仕方ない部分もあると思います。でも、そのままだとメンタルが不安定になりやすいです。

RIKA

心の中で「修正依頼=自己否定ではない」と強く意識しておくだけでも、かなり気持ちが楽になりますよ!

理由②”理不尽”な修正依頼をする相手に対するイライラ

二つ目の理由は、「理不尽な修正依頼」をする相手に対してイライラしてしまうから。

ここでいう「理不尽」とは、実際には必ずしも理不尽とは限らないですが、修正依頼が多かった時などに、

「うわ、なんでこんなに多いんだよ

と反射的に不快を感じ、相手を理不尽だと決めつけてしまうことがあります。

このように「クライアントに対してイライラしてしまいそう」という不安が、修正依頼が怖くなる原因になっています。

そもそもデザイナーとクライアントでは、デザインに対する知識量や経験値が違うので、そこからすれ違いが起きることはよくあります。

例えば、クライアントの修正依頼に対して、

デザイナー

・デザインの素人なのに指示が細かすぎる!
・指示通りに修正したらデザインがダサくなっちゃうよ!
・時間がかかる修正なのに、簡単にできるみたいな言い方されてムカつく!

私は正直、こういうイライラを感じたことが何度かあります‥

でも、冷静に相手の意図を考えれば、「自分の側にも改善すべき点があったよな」と思えることがほとんどなんですよね。

こんな風に相手の言葉へ感情的に反応してばかりいると、どうしても修正依頼が怖くなってしまいます。

理由③スケジュール調整や評価への焦り

三つ目は、時間的なプレッシャーや評価への不安が強くなるから。

修正依頼が増えるとスケジュールが圧迫されるし、納期が近ければ焦りも出ます。

RIKA

私の場合、フリーランスなので常に時給単価を意識しています。
作業時間が増えるほど効率が悪くなるので、なるべく早く修正を終わらせたいんですよね。

さらに修正が多くなると、クライアントからの評価も気になってきます。

例えば、私は新規依頼をココナラで受注していますが、こういうサービスでは“お客さんからの評価”が本当に重要です。

なので、「修正が多い=満足度が低いのかな?」「高評価がもらえないかも…」と不安になります。

こんなふうに、デザイン以外の“時間と評価”へのプレッシャーが大きいことも、修正依頼が怖くなる理由だと思います。

私が実際にやって効果があった「メンタルを保つ3つの方法」

ここからは本題である「修正依頼に対するメンタルの保ち方」を解説していきます!

  • 修正依頼=自分へのダメ出しでは決してない
  • デザイナーとして成長できるチャンスだ
  • 感情的にとらえず、淡々と修正作業をこなす

メンタル保つ方法①修正依頼=自分へのダメ出しでは決してない

まず、「修正依頼は自分へのダメ出しではない」とハッキリ理解しておくことが大切です!

相手は単に要望を伝えているだけであって、あなた自身を否定しているわけではありません。

例えば、私がこのことを強く実感したのは、逆の立場(クライアント側)になったときでした。

自分のSNSアイコンを作りたくて、ココナラでイラストレーターさんにデザインを依頼したことがあります。

その時、最初にもらったデザイン案に対して、私はいくつか意見を伝えました。

例えば、

RIKA

・服の色を明るめにしたいです
・表情をもう少し笑っている感じにしてください

こうした要望は、単にデザインに対する調整のお願いであって、

  • イラストレーターさんのスキルを疑ったり
  • ネガティブな評価をしたり

そんなつもりや意図はまったくありませんでした。

デザインは、クライアントと一緒になって作っていくものです。

クライアントは「評価する人」ではなく、一つのゴールに向かって一緒に作り上げていくパートナーという意識を持つことが大切ですね。

メンタル保つ方法②デザイナーとして成長できるチャンスだ

二つ目は、修正依頼をデザイナーとして成長するチャンスだと考えることです。

私の経験から言うと、実際にそうなんです!

なぜなら、もらったフィードバックを取り入れて修正をした結果、デザインがさらに良くなったという経験がたくさんあるから。

RIKA

私のようなフリーランスは、会社に所属せず、完全に一人で作業をしている方も多いと思います。
そうなると、上司や先輩がいません。自分のデザインにフィードバックをくれるのは、クライアントくらいです。

さらにいうと、以前の私はスクールの先生や先輩デザイナーのフィードバックは受け入れられても、デザイン素人のクライアントからの意見は、素直に受け入れられない時期がありました。

でもよくよく考えると、私が普段作っているバナーやホームページを実際に見るのはプロではなく、一般の人です。

だから、本当にそのデザインを見る一般ユーザーが感じる反応のほうが、実はもっと大事なのではないかと気づくようになりました。

そこからは、以前よりも修正依頼に真摯に向き合えるようになり、なぜ相手がそう思うのか、意図や要望をより深く考える姿勢が身についたと思います!

メンタル保つ方法③感情的にとらえず、淡々と修正作業をこなす

三つ目は、「修正依頼は淡々と作業としてこなせばいい」と考えることです。

私はデザイナーになってから何百回と修正依頼を経験してきました。

ただ、いまだにタイミングが悪いと、修正依頼に対してネガティブな感情になったり、正直イラついてしまうこともあります…

また、自分なりに「デザイナーとしてこうした方がいい」と思って提案しても、それでも相手は「やっぱりこうしてほしい」と意見が食い違うことも。

そうした場合は、自分の意見をムリに通すのではなく、相手の希望を尊重し、希望通りに修正します。

RIKA

いちいち感情的になって作業するのも疲れるので、私は感情を無にして淡々と作業するスタンスで進めています

そうすることで、自分を守りながら効率よく仕事を進められるようになりますよ。

修正依頼を少なくするためにやるべき3つのこと

最後に「修正依頼を減らすために普段から意識すべきこと」を3つご紹介したいと思います!

  • 制作段階で違和感を感じた部分をちゃんと取り除く
  • デザインスキルを常に磨く努力をする
  • ヒアリングと制作意図の説明をしっかりする

①制作段階で違和感を感じた部分をちゃんと取り除く

まず最初に、制作段階で自分が感じた違和感をきちんと取り除いておくことが大事です。

「違和感」とは、たとえば、

  • なんとなくこのフォントだとしっくりこない…
  • ここの背景色、微妙な気がするけど。まぁいいか…

こんな引っかかりのことです。

なぜ、こういった違和感を放置しない方がいいのかというと、ほぼ確実にその部分で修正依頼が来るからです。

RIKA

私も実際、違和感があるまま提出したデザインが、案の定そのまま指摘された…という経験が何度かあります。
(最初から直しとけよ!って話なんですが笑)

自分の中にある小さな違和感は、そのままにせず必ず修正してからクライアントへ提出しましょう。

そのほうがデザイン全体の完成度が上がるし、修正量もグッと減ります。

②デザインスキルを常に磨く努力をする

当たり前かもしれませんが、修正依頼を少なくするには、デザインスキルを上げることも大切です。

RIKA

実際、私がいちばん修正回数が多くてしんどかったのは、経験値が低かった駆け出しの頃でした。

あの頃のデザインを振り返ると、「これは大量に修正依頼されるよね…」と思うレベルで、私がクライアントでも同じ反応をしたと今なら納得できます…

やはりデザインは “作った数だけ” 上達するものだといえます。

どれだけ理論や知識を頭に入れても、実際に手を動かしてクライアントワークをこなさない限り、クオリティは上がらないんですよね。

なので、修正を減らしたいなら、常にスキルを磨く努力が大切ですね。

③ヒアリングと制作意図の説明をしっかりする

三つ目は、事前のヒアリングをしっかりすることと、デザインの制作意図をきちんと説明することです。

まずヒアリングですが、ここが曖昧なまま作り始めると、のちのち修正地獄”に陥ります…

例えば、私は以前「文字はポップな感じでお願いします」というバナー案件を受けたことがありました。

私の頭の中でのポップは、丸みがあってぷっくりした文字というイメージでした。

なのでその前提で制作したのですが、実際にクライアントが求めていたのは、女性が好みそうな「手書きでラフな雰囲気の文字」だったんですね。

それが分かった瞬間、「あ、確かにそれもポップだよね…」と、認識のズレを痛感しました。

ポップ以外にも「かわいい」「クール」「スタイリッシュ」など、一見共通認識がありそうな言葉でも、商材や年齢、性別によって、思い描くイメージが全然違ったりします。

勝手な思い込みで進めてしまうと、せっかく時間をかけても、最後に“認識の違いによる修正”が発生してしまう。

もし最初からイメージをすり合わせていれば、時間も労力も無駄にしなくて済むので、もったいないですよね。

そしてもう一つ大事なのが、制作後に「デザインの意図」をきちんと説明することです。

その理由は「なぜこのデザインなのか?」をクライアントが理解できれば、修正回数が一気に減ることがあるからです。

例えば、クライアントが事前に用意した写真とは別の素材をデザイナー側が提案したとします。

何も説明せずにそのまま提出したら、「希望と違う」という理由で修正になります。

でも、もし

  • なぜこの写真の方が良いのか?
  • どんな意図でこの写真を選んだのか?
  • なぜこの表情の人物にしたのか?

こういった“プロとしての根拠”を説明できれば、逆にその案を採用してもらえることはよくあります。

クライアントはデザインのプロではないので、自分でも理由がわからないまま、あれこれ思いつきで修正依頼することもあるんですよね。

そんな時に、こちらが理屈を説明できれば、相手も「なるほど、じゃあこのままで!」と納得して安心してくれます。

余計な不安から来る修正依頼も減るので、やはり制作意図の説明はとても大事です!

まとめ:修正依頼のたびに疲れやすいデザイナーさんへ【自分を責めないで】

修正依頼が来て傷ついてしまったり、メンタルがやられてしまうのは、デザイナーなら“あるある”だと思います。

私自身もそうでしたし、特に未経験からスクールを卒業して、個人で頑張っているデザイナーさんに多い気がします。

そしてこの「修正依頼に対するメンタル問題」を曖昧なまま放置してしまうと、

  • デザインの仕事が嫌いになる
  • クライアントワークに疲れて、案件を取るのが怖くなる
  • 本当はできるのに、前向きに動けなくなる

こんな状態に繋がってしまうこともあります。

だからこそ、自分のメンタルを安定して保つ方法を、一度きちんと学んで身につけておくことが大事だと思います!

この記事が少しでも役に立てば幸いです。

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