集客できるランディングページって、どう作ればいいんだろう?
こんなお悩みを抱えていませんか。
今回は、LP専門デザイナーである私が「LP作成前に絶対押さえておきたい3つのポイント」を分かりやすく解説します。
それがこちらの3つ!
- 目的の設定
- ターゲットの設定
- 訴求軸の設定
この3つがきちんと整っていないと、いくらデザインが綺麗でも、あまり効果のないLPになってしまいます。
自己流で適当に設定したり、あやふやな状態で作り始めてしまった方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
初心者の方にも分かりやすく説明していきます!
この記事を書いた人
あおい(@aoidesign)
2018年からWebデザインを学習。
副業時代を経て現在はフリーのLP専門デザイナーとして活動。
LP制作実績は200件以上。
メンターや講師の仕事も行う。
ランディングページの役割と全体像を理解しよう!
まず、ランディングページ(LP)の役割をしっかり理解しておきましょう。
LPの役割は、ユーザーに何らかのアクションを起こしてもらうことです。
たとえば、
- 商品の購入
- メルマガ登録
- 資料請求
などですね。
しかし、これが簡単にはいかないんですよね…
そもそも、多くの人はページをじっくり読まないし、興味がなくなればすぐに離脱しちゃいます。
さらに、お金を払って何かアクションを起こしてもらうのは、よりハードルが高いです。
だからこそ、こちらがユーザーの心理をしっかり理解して、共感を与えつつ「これ欲しい!」と思わせる工夫が必要になってくるわけです。
そのために大事なのが、この2つです。
- 誰に、何を、どんなふうに伝えるか?という戦略
- 消費者心理をうまく活用したセールスレター
今回は、特に「誰に、何を、どんなふうに伝えるか?」という、LP作成前に考えるべき戦略部分をお話ししていきます!
LPの原稿・構成の作り方については、別の記事にまとめています。
効果が出るランディングページ作成前に大切な3つのこと
ここからは本題の、3つのポイントを詳しく解説していきます!
- 目的の設定
- ターゲットの設定
- 訴求軸の設定
①目的の設定
まず、一つ目に大事なのが目的(ゴール)の設定です。
目的というと、例えばこんなものがあります。
- 商品の購入
- お問い合わせ
- 資料請求
- メルマガ登録
- 個別面談申し込み
- セミナーへの参加など…
ここで重要なのは、「目的(ゴール)は必ず一つに絞る」ということ!
そうしないと、内容がぶれた中途半端なLPになってしまうからです。
例えば、ゴールが「メルマガ登録」と決まっていれば、LPに盛り込むべき内容がハッキリします。
- メルマガ登録のメリット
- どんな内容のメールが届くのか
- 登録後の特典
こういった内容を詳しく説明するだけでOKです。
一方で、ゴールが「メルマガ登録」と「商品の購入」といった複数になっている場合、どうでしょうか?
LPにはメルマガ登録に関する情報だけでなく、商品の詳細や料金など、メルマガとは関係ない情報も入れないといけませんよね‥
すると、内容が散らばってしまい、LP全体を通じて一つの目標を達成するためのストーリーが組めなくなります。
結果的に、ユーザーは「結局、何をすればいいんだろう?」と迷い、どちらのアクションも取らずに離脱してしまうのです。
でも、メルマガ登録も商品の購入も、どちら大事な場合はどうしたらいいの?
目的が複数ある場合は、内容別にLPを2つ作るという考えでOKです!
あと、目的が「お問い合わせ」の場合、電話、メールなどの手段も一つに絞った方がいいの?
それは絞らなくて大丈夫です!
・電話でお問い合わせ
・メールでお問い合わせ
・LINEでお問い合わせ
こんな感じで、手段をいくつか用意することで、ユーザーが気軽にお問い合わせしやすくなりますよ。
②ターゲット
二つ目が、ターゲットの設定です。
ターゲットとは、「こんな人に商品を購入(や登録)してもらいたい!」という顧客層のことですね。
一般的にはこんな感じで設定するかと思います。
・シミに悩んでいる40~60代の女性
・英語を習いたい20~40代のビジネスマン
・マイホーム購入を検討中の30代夫婦(小さな子供1人)
こういう設定でもちろんOKですが、もう少し具体的に考えてみると、よりはっきりしたユーザー像が見えてきます。
ここで重要なのが、「この人たちは何を求めてページに訪れているのか?」という視点です。
たとえば「シミに悩んでいる40~60代の女性」とひとくちに言っても、それぞれ違うニーズが異なります。
最近シミができて、薄くできる化粧品を探している
40代になって肌の老化が気になり、今後シミができないよう対策をしたい
シミはしょうがないけど、きれいに隠せる化粧品が欲しい
こういった具体的な悩みや欲求によって、LPの内容も変わってきます。
なので、単に「シミに悩む女性」とざっくり決めるのではなく、もっと深く踏み込んでユーザーがどんなことを望んでいるのかを調べてみましょう!
ただ、ここで気をつけるべきなのは、自分の頭の中だけで“勝手なターゲット”を作ってしまわないこと。
これを防ぐためには、実際のユーザーの声をしっかり拾うことが大切です。
直接アンケートを取るのが難しい場合は、ネットで情報を集めるのもOKです。
たとえば
- 口コミサイト
- Yahoo!知恵袋
- 類似商品のレビュー欄
- Google検索キーワード
- SNSの投稿やコメント欄
こういったものを使えば、ユーザーの本音を知ることができますよ!
③訴求軸
最後が「訴求軸」の決定です。
たとえば、ターゲットが「価格」を重視して商品を選んでいるなら、訴求軸を「安さ」にすることで効果が期待できる、といった感じです。
では、なぜ訴求軸を決めることが重要なのかというと、強みを明確に印象付け、成約につながる確率を高めるためです。
ここで一つ例を考えてみます。AとB、どちらがより魅力的に感じるでしょうか?
うちの商品は、業界の中で認知度が高く、品質もいいし、お手頃価格です。
うちの商品は、品質だけは100%自信があります。
品質のお客様アンケートでは満足度99%!さらに、2年間の無料修理保証もついています。
多くの場合、Bのほうが商品の強みが明確に伝わりやすくて、印象に残ると思います。
このように、訴求ポイントをしっかり絞って打ち出すことが大事なわけです。
逆に、たくさんのメリットを満遍なく伝えようとすると、どれが一番の売りなのかぼやけてしまい、結果として印象が薄くなってしまいます…
さて、訴求軸には、例えば次のようなものがあります。
- 価格
- 品質や信頼性
- 使いやすさ、便利
- デザインやスタイル性
- 認知度、ブランドイメージ
- コストパフォーマンス
- スピード・即効性
- 安全性・安心感など
でも、訴求軸ってどうやって決めたらいいの?
ポイントは、「ターゲットが求めているものに対して、自社が提供できる最高の解決策」を考えることです!
例えば、「オンライン英語」という商品で考えた場合。
もしターゲットが「オンライン 英語 安い」などと検索して流入してくるユーザーなら、訴求軸は「価格」にフォーカスするのが効果的です。
たとえば
- 業界最安値、月額980円~
- 8月入会で30%オフ
- 質の高い講師が揃って月々1,500円
このように訴求すると、狙ったユーザー層にしっかり響く内容になります。
ただこの時、ちゃんと自社商品に優位性があるか確かめないといけません!
もし競合と同程度かそれ以上の値段なら、訴求軸を考え直す必要がありますね。
重要なのは、自分が「これが強みだ!」と思うポイントだけで勝負するのではなく、まずターゲットが「何を望んでいるのか?」をしっかり考えることです。
その望みに対して、自社の商品がどう応えられるかを示すことが大切ですよ!
まとめ:次は原稿と構成案を作成しよう!
目的・ターゲット・訴求軸がしっかり決まったら、次にやるべきことは、原稿と構成の作成です。
LPでは、どの情報をどの順番で並べるか?という構成設計が非常に大事になってきます。
さらに、ターゲットに刺さるキャッチフレーズや、表現方法、言葉遣いも重要です。これらもターゲットに合わせて、練って作る必要があります。
こちらの記事でまとめているので、ぜひ合わせてご覧ください↓