2つ目のWordPressサイトを作りたい!
今回は「1つのサーバーを使い、2つ以上のWordPressを作る方法」を解説します。
サーバーが1つあれば、WordPressはいくつでも作れます!
しかもサーバーの管理画面からサクッと簡単にインストールできちゃいますよ。
さっそくやり方を見ていきましょう!
この記事を書いた人
あおい(@aoidesign)
2018年からWebデザインを学習。
副業時代を経て現在はフリーのLP専門デザイナーとして活動。
LP制作実績は200件以上。
メンターや講師の仕事も行う。
2つ目のWordPressを作る3つの方法
具体的な作り方の前に、2つ目のWordPressを作る3つの方法を解説します。
- 新規のドメインで作成(有料)
- サブドメインで作成(無料)
- サブディレクトリで作成(無料)
①新規のドメインで作成
まず、一つ目の方法は、新しくドメインを取得してWordPressを作る方法です。
この方法が適しているのは、既存のサイトとは全く別のテーマでサイトを立ち上げたい場合です。
例えば、私が2018年に一つ目に作ったのは、恋愛系のWordPressブログでした。
その後2024年に、Webデザインに関するブログを立ち上げた時は、新規でドメインを取得しました。
デメリットは、ドメインの取得費用がかかることですね。
ただし、既存のサイトの影響を受けずに一からWordPressを構築できるので、独立したサイトを作りたい方にはおすすめです。
②サブドメインで作成
次に紹介するのが「サブドメイン」を作成して、WordPressを作る方法です。
サブドメインとは、本体のドメインを細分化して作成したドメインのことです。
- 本体ドメイン:○○○.com
- サブドメイン:△△△.○○○.com
どういう時にサブドメインを使うのかというと、本体ドメインのサイトと同じブランドやジャンルだけど、サービス内容が異なる場合です。
例えば、Amazonを例に挙げます。
- 本体ドメイン:https://www.amazon.co.jp
- 音楽配信サービス:https://music.amazon.co.jp
- 電子書籍サービス:https://kindle.amazon.co.jp
赤い部分がサブドメインになります。
これなら新規でドメインを取得せずに、今あるドメインを使えるので、コストと手間が省けます。
この方法は、本体ドメインが廃止になった場合には、その影響を受けて無くなります。
③サブディレクトリで作成
3つ目の方法は「サブディレクトリ」を作成して、WordPressを作る方法です。
2つ目の「サブドメイン」と名前が似ていてややこしいですが、違いがあります!
サブディレクトリとは、本体ドメインの下層にあるフォルダのことです。
- 本体ドメイン:○○○.com
- サブディレクトリ:○○○.com/△△△
どういう時にサブディレクトリを使うのかというと、本体ドメインのサイトと密接に関連するテーマやサービスの場合です。
例えば、ある企業サイトを例に挙げます。
- 本体ドメイン:https://example.com
- 新着情報ページ:https://example.com/news
- ブログページ:https://example.com/blog
赤い部分がサブディレクトリになります。
こちらも無料で作れます!
注意点としては、メインサイトの一部として扱われるので、メインサイトの良い影響も悪い影響も受けます。
この方法は、本体ドメインが廃止になった場合には、その影響を受けて無くなります。
2つ目のWordPressサイトを作る方法【3ステップ】
ここからは本題である、2つ目のWordPressを作るステップを解説していきます!
前提として、今回は「エックスサーバー」を使った作成法になります。
他のレンタルサーバーをお使いの方向けに、各サーバー会社のヘルプも載せています。
3ステップ
- ドメインの用意
- サーバーに独自ドメインを追加
- WordPressのインストール
STEP①ドメインの用意
まずドメインを用意しますが、その方法はすでに解説した通り3つあります。
- 新規でドメインを取得する
- サブドメインを作る
- サブディレクトリを作る
それぞれのやり方を詳しく解説します。
①新規でドメインを取得する
ドメインを取得できるサービスはたくさんありますが、おすすめなのは、サーバーと同じ系列の会社で取得することです。
例えば、エックスサーバーを使っているなら「エックスドメイン」、ロリポップを使っているなら「ムームードメイン」などがあります。
同じにするメリットは、サーバーとドメインの設定が一元化できるため、管理が楽になることです。
サーバーとドメインの対応表はこちら↓
サーバー名 | ドメイン名 |
---|---|
エックスサーバー | エックスドメイン |
ロリポップ | ムームードメイン |
ConoHa WING | ConoHaドメイン |
お名前.comレンタルサーバー | お名前.com |
さくらのレンタルサーバ | さくらのドメイン |
エックスサーバーの場合は、サーバーのアカウントにログイン後、「+ドメイン取得」から取得に進めます。
②サブドメインを作る
次に、サブドメインでWordPressを運用する場合について解説します。
ここではエックスサーバーの管理画面からサブドメインを作成する方法を見ていきます。
サーバーパネルからサブドメイン設定
をクリックします。
サブドメインを追加するドメインを選択します。
サブドメイン設定追加
を選択し、サブドメイン名に好きな文字列を入力します。
入力が終わったら、右下確認画面へ進む
をクリックします。
確認画面で間違いがなければ、右下追加する
をクリックします。
これで完了です。
サブドメインは、反映されるまでに少し時間がかかります。
待ちの間は【反映中】のマークが出るので、これが消えてからインストールに進みましょう!
③サブディレクトリを作る
サブディレクトリでWordPressを運用する場合は、インストールと同時にサブディレクトリを作成します。
なので、ここは飛ばして、直接「STEP③WordPressのインストール」をご確認ください!
STEP②サーバーに独自ドメインを追加
次に、サーバーとドメインを紐付けする設定を行います。
紐付けというのは、簡単にいうと、サーバーとドメインを連携させることです。
※サブディレクトリで運用する場合は、この設定をはいらないので、読み飛ばしてください。
紐付けの設定は、サーバー管理画面から簡単に行えますよ!
また、一部のサービスでは最初から紐付けがされている場合もあります。詳細は各ヘルプをご確認ください。
ここでは例として、エックサーバーでのやり方を解説します。
サーバーパネルにログインして、ドメイン設定
をクリックします。
サブドメインで設定する場合はサブドメイン設定
をクリックします。
ドメイン設定追加
を選択し、ドメイン名を入力したら、右下確認画面へ進む
をクリックします。
チェックボックスの2箇所は、そのままの状態でOKです。
最後に追加する
をクリックします。
「ドメイン設定の追加を完了しました。」と表示されたら、設定完了です。
STEP③WordPressのインストール
最後のステップは、WordPressのインストールです。
こちらも管理画面からサクッと簡単に設定ができます!
下記に有名なサーバー会社のヘルプを載せておきます。
ご自身が契約しているサーバー会社のリンクから、インストール方法を確認してください。
ここでは例として、エックサーバーでのやり方を解説します。
サーバーパネルにログインして、WordPress簡単インストール
をクリックします。
WordPressをインストールするドメインを選択します。
・新規ドメインで作成する場合:取得したドメインを選択
・サブドメインで作成する場合:取得したサブドメインを選択
・サブディレクトリで作成する場合:メインのドメインを選択
WordPressインストール
を選択し、情報を入力します。
・サイトURL
→サブドメインの場合は、プルダウンから選択
→サブディレクトリ場合は、「/」の後ろに好きな文字列を入力
・ブログ名:ブログ名を入力(※後から変更可能)
・ユーザー名:WordPressログイン時に必要なもの(※好きな英数字)
・パスワード:WordPressログイン時に必要なもの(※好きな英数字)
・メールアドレス:ブログで使うメールアドレス
※その他の項目は、デフォルトのままで大丈夫です。
入力し終わったら、右下確認画面へ進む
をクリックします。
入力間違えがないか確認したら、右下インストールする
をクリックします。
※インストールに若干時間がかる場合があります。完了の表示が出るまで、ページを離れないようにしましょう。
「WordPressのインストールが完了しました。」と表示されたら、インストール完了です。
お疲れ様でした!
何か分からないことがあれば、ぜひお問い合わせから個別にご質問くださいね。