デザイン力に自信がない
スキルアップできる方法ってないかな‥?
今回は、初心者デザイナー向け「デザイン力を上げるおすすめスキルアップ法」をご紹介します。
私自身、未経験からデザインを始めた頃は、センスに自信もなく、仕事を受けるのが不安でした。
しかし、数々のスキルアップ法を実践し、今ではプロとしてやっていけるだけの力が身に付きました。
そんな私が実際に試して、十分効果があったものを厳選してご紹介します。
どれも在宅でできて、お金もかからない方法です。
それでは、さっそく見ていきましょう!
この記事を書いた人
あおい(@aoidesign)
25歳でWebデザインの学習をスタート。
副業時代を経て、現在はフリーのLPデザイナーとして活動中。
LP制作実績は200件以上。
メンター・講師の仕事もおこなっています
初心者Webデザイナー向けスキルアップ法5選
- デザイン基礎知識を復習する
- いいデザインをトレースする
- デザインを集めて分析する
- 第三者目線で自分を添削する
- デザインの引き出しを増やす
①デザイン基礎知識を復習する
一つ目が、デザインの理論・ルールなどを復習することです。
なぜこれが大事かというと、
デザインを学習してから時間が経つと、いつの間にかセンスや感覚に頼ってデザインをしてしまいがちだからです。
デザインの世界は「ルール7割、センス3割」といわれます。
つまり、ルールを頭に入れて、それを元にデザインを作ることが大切なわけです。
自己流に走っている自覚がある方は、まずはルールの復習がおすすめです
復習は、初心者向けのデザイン本を使うのがいいですね。
そういった本を買ったことがない方は、こちらを参考にしてください。
たとえば、私はよく、レイアウトが決まらずに、あれこれいじって時間を無駄にしてしまう事があります。
そんな時は、「レイアウト・構図」の解説本を読み、ルールに従ってデザインすると、ぱっといい配置が決まったりします。
感覚に頼りがちな方は、ぜひ本を活用してみてくださいね。
②いいデザインをトレースする
二つ目が、定番のスキルアップ法である「トレース」です。
▼私が初心者時代におこなったトレースです
こんな感じで、細部まで見本を再現して作る練習になります。
トレースをするメリット
- デザインツールを効率的に習得できる
- デザインを見る目を養える
- デザインの引き出しが増える
- 細部にこだわる癖がつく
私は駆け出しの頃に、毎日トレースをやってました
驚くほど実力が上がったので、おすすめです!
トレースの詳細は、別記事で解説しています
③デザインを集めて分析する
三つ目は、街中やネットからデザインを集めて、じっくり分析する作業です。
この作業によって、いろんな発見があります
- 世の中にはどんなデザインがあるのか?
- 何がいいデザインなのか?
- 何が悪いデザインなのか?
- なぜ自分はそれがいい(もしくは悪い)と感じたのか?
なぜスキルアップできるのかというと、「デザインを言語化する力」が身につくからです。
たとえば、この作業によって「良いデザイン」と「悪いデザイン」の基準を知ったとします。
すると、自分で作る際にも、それを踏まえたデザインが作れますよね。
あとは、たとえば「女性向けバナーでよく使われる装飾やフォント」を知ったとします。
そうすれば、同様のジャンルを作る際に、自分のデザインに取り入れることができます。
私は、このスキルアップ法を、元任天堂デザイナー前田高志さんの本で知りました
デザイン集めは、街中で見かけたポスターを写メしたり、Pinterestで気になるデザインを保存したりして集めます。
「なんとなくの感覚」でデザインしているうちは、なかなかレベルが上がりません。
「なぜこのデザインがいいのか?」という言語化ができるようになると、自然とクオリティも上がってきますよ!
④第三者目線で自分を添削する
四つ目は、クライアントや先生の視点で、自分のデザインをダメ出しする方法です。
自分のデザインって、どうしても愛着やこだわりがあるので、ついつい甘い評価をしがちだからです。
ポイントは、嫌いな奴が作ったデザインだと仮定して、めちゃめちゃ厳しく、いろんな角度からダメ出しすることです(笑)
きっと、今まで見逃していた改善点が、たくさん見つかるはずです。
こちらのチェックポイントも、ぜひ参考にしてください。
- ぱっと見て理解できる内容か?
- 文字のサイズ・色・太さに強弱がついているか?
- 文字の間隔は均一か?文字づめが適切にされているか?
- 読みづらいフォントを使っていないか?
- 背景色と文字色が被って読みにくくなっていないか?
- 文字は整っているか?(左揃え・中央揃え・右揃え)
- 中学生でも分かるような言葉づかいになっているか?
- 誤字脱字はないか?回りくどい表現はないか?
- 文字や画像の動線設計がされているか?
- 数字や英語の表記方法は統一されているか?
- 写真やイラストの選定は本当に適切か?
- 写真の切り抜き残しはないか?
- 違和感のある箇所でトリミングしていないか?
- 強調したい部分のインパクトが弱くないか?
- 流し読みしても目が止まるデザインになっているか?
- ユーザーが見て魅力的だと思えるデザインか?
- 感情にアプローチし、クリックを誘発できているか?
⑤デザインの引き出しを増やす
五つ目は、デザインの引き出しを増やす方法です。
引き出しというのは、デザイン表現の多様性のことですね。
素人くさかったり、なにか物足りないデザインになってしまうのは、引き出しが少ないことが原因かもしれません。
たとえば、チラシやバナーによく入っている「日付」のデザインがあります。
単純に横並びにする以外に、たくさんの表現方法があります。
こういった引き出しが多ければ多いほど、よりプロっぽいデザインが作れるようになりますよ。
ただ、多様なアイディアは、自分の頭の中だけで考えていても、なかなか出てこないです。
なので、街中やネットでいろんなデザインに触れ、普段から自分の中にストックしてくことが大切です。
日付のような装飾は、イラストACで「あしらい」と検索すると、たくさん出てきますよ
こちらの本もおすすめ
まとめ:知識と作業量で、デザイン力は確実にアップします
デザイン力というと、けっこう多くの方が「センスが大事」と思いがちです。
ですが、初心者がまずやるべきなのは、デザインルールやアイディアを、たくさん自分の中にストックする作業です。
その上で、たくさんデザインを作っていけば、自然とセンスも磨かれていきます。
事実、有名なクリエイティブディレクター水野学さんの著書に、センスは知識からはじまるという一冊があります。
この本でいわれているのは、
センスは生まれついたものではなく、知識の蓄積で獲得するスキルである。
センスは知識からはじまる
ということです。
私も以前は、自分のセンスのなさに悩んでいましたが、この本を読んで「ただの勉強不足」だったことに気づきました。
それからは、センスのせいにせず、より積極的に知識を吸収するようになりました。
もし今、デザイン力に悩んでいるなら、ぜひデザイン基礎知識の復習から始めてみてくださいね。