初心者Webデザイナー必見!バナーのトレースでデザイン力を向上させる方法

初心者

トレースがいいって聞いたんだけど、どうやってやるの?

今回は、初心者デザイナー向け「トレースでデザイン力を向上せる方法」を解説します。

トレースは、

  • デザインのバランス
  • 配色
  • 余白
  • 制作意図
  • テクニック

こういったものを、手を動かしながら覚えていけるので、とても勉強になります。

RIKA

私も初心者の頃、毎日ノルマを決めてやってました。デザイン力アップに確実に役立ったと実感しています。

ただし、トレースは間違った方法でやると、一向にスキルが向上しません…

今回は「正しいトレース方法」「トレースの注意点」も合わせて解説していきます。

目次

Webデザインのトレースとは?

トレースは「見本のデザインを下敷きにして、上からなぞっていく作業のこと」です。

▼たとえば、こちら

RIKA

これは、私が初心者時代にトレースしたバナーです。

配置や色、フォント、シャドウ、装飾など、見本そっくりに再現することが大切です。

人物素材だけは、見本から切り抜いて使ってます

トレースはこんな人におすすめです。

  • Webデザインを勉強中の方
  • PhotoshopやIllustratorの初心者
  • デザインツールをマスターしたい方
  • デザインの実力に自信がない方
  • デザイン表現が乏しいと感じている方
  • もっとセンスを磨きたい方
RIKA

私は「1日1枚以上」をノルマに、1〜2ヶ月ほどやっていましたね。

トレースをする4つのメリット

  • 頻出機能だけを効率的に覚えられる
  • デザインを見る目を養える
  • デザインの引き出しが増える
  • 細部にこだわる癖がつく

①頻出機能だけを効率的に覚えられる

1つ目のメリットは「デザインツールを効率的に習得できる」ことです。

デザインツールとは?
バナーやWebサイトのデザイン制作などで使用するPhotoshopやillustrator、Figmaといったツールのこと

トレースでは、実際に世の中で使われているバナーやWebサイトを見本に使います。

それによって、実践で本当に必要な機能だけを、ピンポイントで覚えられます。

実際、Photoshopなどのデザインツールは、めちゃくちゃ機能が多いです。

全部覚えようと思ったら、一生かかっても終わらないレベル。

RIKA

なので、入門書で一から全部覚えようとするのは、挫折しやすい勉強法になります。

その点、トレースなら無駄がありません!

よく使う機能だけに絞って、効率よくスキルを身につけられますよ。

②デザインを見る目を養える

2つ目のメリットは「デザインを見る目や思考力が鍛えられる」ことです。

トレースをする過程で、

  • なぜここに余白があるんだろう?
  • なぜこのフォントを使っているんだろう?
  • なぜここは不透明度が高くしてあるんだろう?

こんな感じで、いろいろと考えながらデザイン制作ができます。

考えながら(=意図をもって)デザインすることは、とても大事なことです。

これを鍛えることで、「なんとなく感覚でデザインする」という状態を抜け出せます。

あとは、トレースを通じて「共通点」を見つけられることも重要です。

たとえば、

  • バナーによくある配置のパターン
  • 美容系デザインでよく使われるフォント
  • ビジネス系デザインでよく使われる装飾

こういったデザインルールやパターンを、自分の中にどんどん蓄積していきます。

そもそもデザインは、ゼロから自分の頭で考える必要はなく、世の中にあるデザインの組み合わせで作っていけばOKなんです。

RIKA

つまり、できるだけ多く「パターン」や「法則」を知っておくことが重要と言えますね。

③デザインの引き出しが増える

3つ目のメリットは「デザインの引き出しが増える」ことです。

トレースの過程で、色んな表現方法・アイディアが、自分の中に蓄積されていきます。

RIKA

例えば、チラシやバナーでよく出てくる「日付」のデザインを例にあげます。

初心者だと、横並びにするくらいしか思い付かないかもしれません。

しかし、実際にはさまざまな表現方法があります。

こういったアイディアは、頭の中で考えているだけでは、なかなか思いつきません。

トレースで様々な表現方法に触れることで、自分の中に新しいアイディアを蓄積していけます。

そして、いざ自分でデザインを作るときに、その中から最適なものを取り出して使えばいいわけです。

引き出しをたくさん持っているほど、

  • 素人では思いつかない凝ったデザイン
  • おしゃれで洗練されたプロのデザイン

これが作れるようになりますよ。

④細部にこだわる癖がつく

最後のメリットは「細部にこだわるクセをつけられる」ことです。

なぜなら、トレースは見本を細かく観察し、それを忠実に再現する練習だから。

RIKA

良いデザインは、細部に宿る」とよくいわれます

たとえば、

  • 文字の間隔がミリ単位で細かく調整されているデザイン
  • グラデーションの角度が精緻に計算されたボタン

など。

初心者

ミリ単位とか、そこまで考える必要があるの!?

と思うかもしれませんが、実際には非常に重要です!

ほんの少し文字の位置が違うだけで、見栄えが格段に良く見えることがあります。

細部にこだわる練習によって、自分で一からデザインを作る時にも、自然と細かい部分に目がいくようになりますよ。

トレースで気をつけるべき3つのポイント

トレース方法の解説に入る前に、3つの注意点を解説しますね。

  • 見本探しでミスしない
  • 細部まで徹底してこだわる
  • スピードを測って時短を目指す

①見本探しでミスしない

トレースで気をつけるべきこと一つ目は「見本探し」です。

この見本探しは、とても大切です。

なぜなら、クオリティの低いデザインをいくらトレースしても、デザイン力は上がらないから。

RIKA

見本探しのポイントは、3つあります。

  • 特定の商材に依存していないデザイン
  • 商材の世界観が的確に表現されたデザイン
  • 自分がクリックしたいと思うデザイン

見本選びのポイント①特定の商材に依存していないデザイン

まず、応用の効くデザインを選ぶことが大切です。

具体例を挙げて説明しますね。

たとえば、こちらのゲームのバナーはどうでしょうか。

http://bannermatome.com/

ボタンのデザインは、別のバナーを作る時にも使えそうですが、それ以外はこのゲームの世界観に依存したデザインといえます。

つまり、このバナーをトレースしたとしても、他のテーマでデザインを作る時には応用できません。

一方で、こちらのバナーは、どうでしょうか。

http://bannermatome.com/

このバナーのデザインなら、

  • IT系
  • ビジネス系
  • フィットネス

など、他のテーマでデザインを作る時にも応用が効きそうです。

見本を選ぶときは、このように「汎用性が高く応用が効くデザイン」を選びましょう。

そうすることで、自分で一からデザインを作るときにも、役立つ参考として活用できます。

見本選びのポイント②商材の世界観が的確に表現されたデザイン

2つ目のポイントは、商材の世界観とデザインがマッチしたものを選ぶことです。

なぜなら、デザインを作る上では「商材の世界観を視覚的に表現する力」が重要だから。

たとえば、こちらのバナーはどうでしょうか。

http://bannermatome.com/

「ハワイツアー」がテーマのバナーです。

パッと見て一瞬で「ハワイ感」を感じられますね。華やかな色味や素材が、とてもマッチしています。

もう一つ、こちらのバナーはどうでしょうか。

http://banner.keizine.net/

男性向けのシャンプーのバナーです。

太めのフォントや力強いデザインが、商品の魅力にピッタリ合っていると思います。

こんな感じで、商材の世界観とマッチしたデザインを選ぶようにしましょう。

そうすることで、商材の魅力を効果的に引き出すデザインセンスを養えますよ。

見本選びのポイント③自分がクリックしたいと思うデザイン

3つ目のポイントは、自分が魅力的だと感じるデザインを選ぶことです。

私たちが作るデザインは結局のところ、クリックを誘発し、その先で商品購入や申込みをしてもらうために作ります。

なので、自分自身が「これ、いいな!」と思えるデザインを選ぶことが大切ですね。

②細部まで徹底してこだわる

トレースで気をつけるべきこと2つ目は「細部まで徹底してこだわること」です。

というのも、大雑把にやってしまうと、せっかくのハイクオリティな見本も、トレースする意味がなくなってしまうから。

こんな妥協には、要注意です

  • 同じフォントがないから、適当に似たフォントでいいか!
  • なんとなく色味が違うけど、だいたい合ってるからいいか!
  • 雰囲気が少し違うけど、同じ桜の素材だからこれでいっか!

素材やフォントに関していうと、もちろん、全く同じものが見つからないこともあります。

ですが、できる限り似たものを探す努力が必要です。

RIKA

見本を忠実に再現するよう、こだわっていきましょう

③スピードを測って時短を目指す

トレースで気をつけるべきこと3つ目は、作業スピードを徐々に早めることです。

なぜなら、トレース練習の目的の一つは「作業スピードを上げて、時給単価を高める練習をすること」だから。

毎回、時間を測りながらトレースすると効果的です。

作業をダラダラと進めてしまう癖がある方には、特におすすめです。

RIKA

時間を測っていると自覚すると、自然と緊張感が生まれ、集中力が格段に上がりますよ

【バナートレースやり方】5ステップで解説

バナートレースのやり方を、5ステップで解説していきます。

  • トレースするデザインを探す
  • アートボードでトレース準備
  • レイアウトを上からなぞる
  • 色や装飾を加えていく
  • 細部にこだわって完成

Step01:トレースするデザインを探す

まず最初に、トレースする見本のデザインを探しましょう。

おすすめの無料サイトはこちら

デザインがシンプルすぎると、学べることが少ないです。

初心者は、文字や装飾が多めのバナーを選ぶのがおすすめです。

RIKA

探し方のコツは「①見本探しでミスしない」も参考にしてください

Step02:アートボードでトレース準備

ここからは、デザインツールを開いてトレースをしていきます。

使うツールは、どれでも構いません。

  • Photoshop(有料)
  • Illustrator(有料)
  • Figma(無料)
RIKA

今回は、Photoshopを例に解説していきます

トレース準備の流れ

  • 見本のデザインをPhotoshopで読み込む
  • レイヤーを右クリックしてアートボードを新規作成を選択
  • 作成したアートボードをコピーして、横に並べる
  • コピーしたレイヤーの透明度を50%に下げる

透明度を下げるには、「塗り」の数値を小さくします

これで、トレースの準備が整いました。

Step03:レイアウトを上からなぞる

トレースでは、まずレイアウトを作っていきます。

具体的には、テキストや図形、素材などを見本通りに配置していきます。

この時、見本で使われているフォントやその太さもきちんと調べて、同じにしましょう。

フォントの調べ方
  • 「長方形選択ツール」を使って、調べたいフォントを囲う
  • 「書式」→「マッチフォント」を選択
  • 出てきたフォントの中から、見本と合うものを見つける
RIKA

商品素材や人物写真は、見本から切り抜いてもOKです

Step04:色や装飾を加えていく

次に、色味や雰囲気といったデザイン部分を作っていきます。

色については、スポイトツールを使って見本から色を抽出しましょう。

模様や吹き出し、イラスト素材は、無料素材サイトを活用できます。

Step05:細部にこだわって完成

最後が、細部のチェックです。

こちらを参考にチェックしてみてください。

  • フォントは見本と同じ?
  • フォントの太さは見本と同じ?
  • 文字の詰め具合は見本と同じ?
  • 文字サイズは見本と同じ?
  • 色は見本と同じ?
  • グラデーションの掛け方は見本と同じ?
  • シャドウの掛け方は見本と同じ?
  • 素材は見本と同じ、または雰囲気が似ている?
  • 枠の太さや角度の丸みは見本と同じ?
  • ボタンのぷっくり感は見本と同じ?
  • 写真や素材の切り抜き残しはない?

最後に:次はオリジナルバナーを作る練習をやろう

トレースは、初心者なら10〜20枚はやるといいかなと思います。

ある程度やって、スキルの向上を実感したら、次は「オリジナルバナーを作る練習」に進んでみてください。

これは、お題に沿って一からバナーを作る練習です。

実案件と同じプロセスでバナーを作成するので、即戦力として活躍できるスキルが身につきますよ。

以下で、詳しく解説しています。

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