Webデザインスクールを選ぶのって難しい
安くない買い物だから失敗したくない
こんな悩みを抱える方は多いと思います。
そこで今回は、私の実体験をもとに
- Webデザインスクールで失敗する例
- 失敗しないための選び方のポイント
こちらを、詳しくお話ししていきます。
私自身は、初心者時代に2つのオンラインスクール、1つの対面スクールの受講経験があります。
それ以外にも、少なくとも10個以上の短期講座や教材を購入した経験があります。
この記事を読めば、失敗の原因を避け、後悔しないスクール選びができるはずです!
この記事を書いた人
あおい(@aoidesign)
25歳でWebデザインの学習をスタート。
副業時代を経て、現在はフリーのLPデザイナーとして活動中。
LP制作実績は200件以上。
メンター・講師の仕事もおこなっています
受講経験のあるスクール・講座まとめ
\ 理想の働き方やスキル別にご紹介! /
私がWebデザインスクールで失敗した5つの理由と選び方のポイント
早速ですが、私のスクール失敗談を順番に語っていきたいと思います。
失敗を踏まえた解決策も、合わせてご紹介しますね。
- コスパを重視しすぎた
- 未経験OKを真に受けて予習ゼロで受講した
- スクールを受講すれば何とかなると思っていた
- ネットの記事だけでスクールを選んでしまった
- 学びたいことが曖昧なままスクールを選んでしまった
失敗①コスパを重視しすぎた
一つ目は、コスパを重視しすぎたせいで、結果的に何も身に付かず終わった失敗談です。
その当時、私は
安く、早く、たくさんスキルを身につけられる
こんなスクールを探していました。
そこで見つけたのが、あるプログラミングスクールのWebデザインコースでした。
カリキュラムがこちら
- 目標:未経験からWebデザイナー転職を目指す
- 期間:8週間
- カリキュラム:デザイン基礎・Photoshop・Cacoo・HTML/CSS/JavaScript
- 料金:約18万円
※2018年当時の情報にもとづく
短期間で4〜5つと、たくさんスキルを習得できるのが魅力的でした。
しかし結果として、なに一つ満足いくだけのスキルを身につけられず、受講が終了しました…
今だから分かりますが、短期間でこんなにたくさんマスターするのは、不可能に近いです。
なぜなら、Webスキルは習得の難易度が高い専門スキルだからですね。特に未経験からスタートするなら、尚更そう。
たとえば、Photoshop一つだけをとっても、仕事で使えるレベルに達するのに、2〜3ヶ月はかかります。
さらに、それを稼げるレベルに引き上げるのは、もっと大変で、時間が必要です。
コーディング(HTML/CSS)となれば、難易度が一気に上がります。
私自身、簡単なWebサイトを1ページ作れるようになるのに4ヶ月かかったし、その間に挫折もしました。
短期でいくつも学べるスクールは、浅く広く学んで終わりになってしまうので、注意しましょう
【解決策】まずは一つのスキルを1〜10まで学ぼう
大事なのは、まずは一つのスキルだけでいいから、1〜10までしっかり学ぶことです。
たとえば、私は2つ目に受講したオンラインスクールで、「Photoshop」と「バナー制作」を集中的に学びました。
そのスクールでは、HTMLのレッスンは、ほとんどなかったです。
でもそのおかげで、スクール卒業後には、バナーやサムネイルなど画像制作のお仕事で稼ぐことができました。
その2年後、フリーランスになったタイミングでHTMLを本格的に学び、今の仕事につながっています。
こんな感じで、スキルは一度ですべて学ぶ必要はありません。
あれこれいっぺんに学んでも、どれも中途半端になってしまい結局稼げない‥というパターンはよくあります。
まずは、一つのスキルだけでもいいので、しっかり稼げるレベルまで習得することが大事ですね。
ちなみに、先ほど挙げた「Photoshop」と「バナー制作」を学んだのは、ゼロイチWebデザインというスクールです。
レビューも書いています
失敗②未経験OKを真に受けて予習ゼロで受講した
「未経験でもOK」と宣伝しているスクールは多いですが、少し注意が必要です。
なぜなら、中には未経験では到底ついていけないカリキュラムのスクールが少なくないから。
スクール側としては「未経験OK」にした方が、人が集まりやすいんですよね
私の場合、それを間に受けて「予習ゼロ」で受講してしまったのが、二つ目の失敗談です。
特にHTMLについては、基礎ですらさっぱり理解ができず、一からコードを書くなど到底できませんでした。
コピペで済ませてしまったのが、すごく虚しく感じたのを覚えています。
これでは、卒業後に稼いでいくなんて、不可能に近いですよね…
【解決策】本・無料サービスで予習をしよう
たとえ「未経験OK」と宣伝しているスクールであっても、できるだけ予習をしておくと安心です。
なぜなら、その方が授業内容が格段に理解しやすくなるから。
たとえば私は、一つ目のスクールで失敗した後、悔しさから自分でHTMLを学び始めました。
基礎だけは頭に入れて、2つ目のスクールに臨んだおかげで、レッスン内容がスムーズに理解できましたよ。
私がHTMLの学習で使っていたのは「Progate(プロゲート)」というサービスです。
あと、グラフィックデザインの基礎について、本を2〜3冊読んでおくのがおすすめです
失敗③スクールを受講すれば何とかなると思っていた
三つ目の失敗は、スクールを受講すれば、Webデザイナーになれると甘く見ていたことです。
現実は、そんなに甘くはありませんでした。
ここで少し、世の中にあるスクールの実態をお話ししようと思います。
まず一つ目が、私が受講したオンラインスクールでの出来事です。
一つ目のスクールでは、毎週メンターとの面談がありました。
ある時、私が、
難しくて、コードが全然書けないです(涙)
こう相談した時、メンターからいわれた言葉が、今でも心に残っています。
それは、
あおいさんのように、まじめに相談してくれる受講生は、珍しいですよ。多くの人が、突然音信不通になり、連絡が取れなくなりますから。
最後のレッスンまでいけなくても、大丈夫です。そんな人ばかりですから!
これを言われて、絶句しました…
スクール運営側も、この事実をなんとも思ってないようで、ちょっと悲しくなりましたね。
もう一つが、二つ目に受講したオンラインスクールでの出来事です。
このスクールでは、4〜6人がグループになって、一緒に課題を進めるスタイルでした。
最初はみんな、チャットルームで積極的に書き込みをしてましたが、途中から
あれ?〇〇さんが全然発言しなくなった‥もしかして脱落した?
こう思うことが、何度かありました。
卒業制作の発表の際に、最初にいたはずの受講生の作品が見当たらない、ということもありました。
これが、大半のスクールの実態です。
これを経験して分かったことは、
成功するかどうかは、やはり自分の努力次第
ということですね。
【解決策】使い倒してやるという勢いで能動的に学ぼう
スクールでは、受け身ではなく、いかに能動的に学ぶかが成功のカギです。
たとえば、こんな点を意識するといいと思います。
- 疑問点は、まずは自分でググる
- 積極的に講師に質問する
- 添削指導は積極的に受ける
- おすすめされた本や教材はすぐに買う
- 受講時間以外にも時間を取って勉強する
- できないことを講師やスクールのせいにしない
そもそも、スクールを受講する方は、受け身タイプが多いです。
根っからの能動的タイプであれば、独学でうまくいく場合が多いですからね。
スクールは使い倒してやる!くらいの勢いで受講すると、結果が出やすいです
失敗④ネットの記事だけでスクールを選んでしまった
四つ目の失敗は、ネットの記事だけを見て、受講するスクールを決めてしまったことです。
スクールを選ぶ時、Google検索で比較サイトやブログ記事を見る方が多いと思います。
もちろん参考にできますが、それだけで決めるのはリスクが高いです。
なぜなら、そういった記事の大半は、広告(アフィリエイト)だから。
要は、そのサイト経由で申し込みがあると、紹介料が入る仕組みになっています。
だからこそ、必死になって商品の良さをアピールし、申し込みをしてもらえるように誘導するわけですね。
そこに書かれている内容が、ウソだと言いたいわけではありません。
しかし、
- 受講経験がない方が、ネットで調べた情報で書いている
- デメリットを隠して、メリットだけを強調している
こんな記事も少なくありません。
当時の私は、「オンライン Webデザインスクール」と検索し、上位に出てきたブログ記事を見てスクールを決めました。
いま思えば、あのブログの運営者は「ほんとうにそのスクールが良いと思って紹介していたわけではない」と思います。
そんな経験があるので、私のブログでは本当におすすめしたいものしか紹介していません
【解決策】SNS・口コミサイトなどをチェックしよう
スクールを決める際には、ネット検索以外にも
- YouTube動画
- XやInstagramなどのSNS
- Googleマップ
- 口コミサイト
- 掲示板
こういった場所をチェックしてみると良いですね。
また、スクールの公式サイトには「卒業生の実績」「卒業生の声」などが載っています。
名前が載っているのであれば、実際にその方がちゃんと活躍しているのか、検索してみるのも良いですよ。
必ずヒットするとは限りませんが、ポートフォリオやSNSが出てくることがあります。
もし、ちゃんと実績を出せているなら、その方の通ったスクールは信頼できると思います。
失敗⑤学びたいことが曖昧なままスクールを選んでしまった
最後の失敗は、Webデザイナーとして何を学びたいのか、曖昧なまま受講してしまったことです。
以前の私は、
Webデザイナーっていうのは、バナーやホームページを作る仕事でしょ?
こんな感じの、漠然とした認識しか持っていませんでした。
しかし実際には、Webデザイナーの仕事は多岐にわたります。
- ロゴや名刺、チラシなど印刷物の制作
- バナーやサムネ、ヘッダーなどWeb画像制作
- ホームページのデザイン制作
- ホームページのコーディング(HTML/CSS)
- ランディングページ制作
- ECサイトの商品画像やページ制作
- 制作前の企画や戦略立案
- 制作後の保守・運用など
「自分が一体何を作りたいのか?」「どう働きたいのか?」をしっかり考えて、方向性を決める必要があります。
そうでないと私のように、失敗してしまいます。
私はもともと、きれいでオシャレなバナーが好きで、それを自分でも作りたいと思ってデザイナーを目指しました。
それならまずは、デザインの基礎やPhotoshopなどを学ぶべきだったと思います。
しかし、私が一つ目に選んだスクールは「プログラミングスクールのWebデザインコース」でした。
受講してみると、デザインのレッスンは少なく、大半はコーディング(HTML/CSS)の勉強でした。
その結果、受講自体が苦痛になってしまったし、卒業後のビジョンが描けませんでした。
【解決策】理想の働き方・仕事内容にあったスクールを選ぼう
スクールを選ぶ時は、
- 自分の理想の働き方
- 作れるようになりたいもの
- 稼ぎたい金額
こういったものをちゃんとイメージして、それにあった場所を選ぶこと大切です。
いくつか例を挙げてみます。
たとえば
私は、副業で月5万円くらい稼ぎたい
こんな方であれば、バナー・サムネイルなどの画像制作ができれば、十分目標を達成できると思います。
逆にいうと、サイト制作やコーディングなど難易度の高いスキルを学ばなくても、大丈夫です。
僕は、将来的にフリーランスになりたい
こんな方であれば、コーディングも含めたホームページ制作やランディングページ制作を学べるスクールを探すのがいいでしょう。
私はデザインより、コードを書くのが好きかも
こんな方であれば、選択肢の一つとして、コーダーになる道があります。
コーダーとは、デザイナーが作ったデータを元に、コーディングを専門で行う人のことです。
コーダー養成スクールを探すなら、Webデザインではなく、
- Web制作
- コーディング
このようなキーワードで、スクールを探すといいですよ。
ちなみに、私がおすすめするコーダー向けのスクールは「デイトラ」です。
一般的なスクールより受講費が安く、口コミも高い人気スクールです
独学よりスクールがおすすめな4つの理由
ここからは、私が独学よりもスクールをおすすめする理由をご紹介します。
述べてきたように、私はスクール選びに何度も失敗しました。
その度に「お金がもったいないし、独学で学べないかな?」と模索したりもしました。
しかし、やはりスクールじゃなきゃダメだと気づき、三つ目のスクールでやっと少し芽が出た感じです。
私は自分の経験から、Webデザインはお金を出して学ぶ方が近道だと考えています。
その理由を4つ、少し詳しく解説していこうと思います。
- ロードマップがあるので、何をどの順番で学ぶか迷わなくていい
- 必要なスキルだけ効率的に学び、早く稼げるようになる
- 卒業後に結果が出れば、余裕で元が取れる
- お金をムダにしたくないから頑張れる
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①ロードマップがあるので、何をどの順番で学ぶか迷わなくていい
Webデザイン初心者はまず、「何をどの順番で勉強すればいいのか?」で悩むと思います。
学習ロードマップは、ネットや本でも調べられますが、どれが自分にあった正解かわからない方も多いはず。
しかも、たくさんありすぎて、途中で別の学習法が気になったり、誰かに影響されて計画を変えたり、といったことも起きます。
一方で、スクールなら体系立ったカリキュラムがあるので、迷うことがありません。
ひとまずは、学ぶことだけに集中できます。
Webデザインは専門スキルなので、そう簡単にホイッと習得できるものではないです。私は独学で挫折しまくったので、いさぎよくスクールに通うことにしました
②必要なスキルだけ効率的に学び、早く稼げるようになる
独学のデメリットの一つは、勉強が非効率になりがちなことです。
一つのツールをとっても、どの機能が大事なのか分からず、実務でいらないものまでムダに覚えてしまうことも…
そうなると、一年以上経ってもまだ勉強が終わらない、稼ぐステップに進めないといったことが起きます。
スクールの場合は、限られた受講期間・レッスン数の中で、必要なことだけを効率的に学べます。
たとえば、私が二つ目に受講した「ゼロイチWebデザイン」というスクールでは、Photoshopの学習内容を徹底的にしぼっています。
全体の10分の1のツール・機能しか学習しません。
「それで大丈夫なの?」と思うかもしれませんが、全く問題ないです。
私自身も実務において、膨大にあるPhotoshopのツールの中から、10個前後しか使っていません
簡単なバナーなら、5〜6個のツールさえ分かれば、簡単に作れてしまうんです
初心者だと、「一体どのツールが重要で、どれが実務であまり使わないのか」が分からないはずです。
そのままの状態で、たとえば「Photoshop入門書」のような本を買い、1ページ目から覚えようとしても、高確率で挫折します。
スクールなら、その部分を教えてもらえるので、結果的に稼げるようになるまでの期間を、大幅に短縮できますよ。
③卒業後に結果が出れば、余裕で元が取れる
私もそうでしたが、「受講費が高いから、最初は独学でやりたい」と考える方は多いはず。
ですが、卒業後にしっかり結果が出れば、ほとんどの場合1〜2年以内には受講費を回収できます。
たとえば、受講費100万円のスクールがあったとします。
この数字だけ見ると高いですが、もしそこでしっかりスキルを習得し、卒業後にWebデザイナーとして転職できたとしたら、どうでしょうか。
お給料が月20万円だとしたら、単純計算で半年あれば、受講費のもとが取れる。
そう考えれば、そこまで高い金額ではありません。
独学でやった場合、確かにお金は減りませんが、半年経ってもまだ勉強中で、転職なんて夢のまた夢状態かもしれません。
手に入る未来を考えた時に、高いのか安いのか、という視点で考えるといいですね
④お金をムダにしたくないから頑張れる
勉強の最大の敵は、「モチベーションの維持」だと言われます。
独学の場合は、特にこれを維持するのが、めちゃめちゃ難しいです。
私も、資格や英語の勉強を始めて、1ヶ月も経たずに挫折したことは、何度もあります…
一方でスクールに通えば、「お金を払ったんだから、絶対ムダにしたくない」という気持ちが、モチベーションになります。
当時の私は、新卒2年目で4万円アパートで一人暮らしをしており、給料も低く、貯金も30万円ほどでした(笑)
受講費を捻出するのが大変で、絶対にムダにしたくないという気持ちが強かったです。
人はすぐなまける生き物なので、ある程度追い詰められた状況を作らないと、本気になれないんですよね。
そういった環境を意図的に作るためは、スクールにお金を払うのは一つの方法ですね。
まとめ:結果の出るスクールをしっかり見極めよう
今回は、私のスクール失敗談をお話ししました。
世の中にあるWebデザインスクールは、残念ながらその全てがちゃんとしたスクールとは限りません。
- 浅く広くしか学べない
- コーディングばかりでデザインが学べない
- ツールの解説ばかりで作品作りができない
- 稼げるレベルまでスキルを向上できない
- 教えている講師が現役のプロじゃない
このようなスクールは、たくさんあります。
私自身、3つのスクールを受講した経験があるので、これは事実として経験済みです。
そんな中でも、ちゃんと結果が出せたスクールは、別の記事でまとめています。
ぜひそちらも合わせてチャックしてみてくださいね。
受講経験のあるスクール・講座まとめ
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